トンとセブチのあれやこれや

東方神起とSEVENTEENの掛け持ちペンやってる社会人。平日は仕事しかしてない。

札幌のGuiltyやばかったっすね+XVの歌詞についてあれこれ

 XVコン(なんて略してんですかね皆さん)、福岡、東京、札幌と参戦してきました。公演数もそろそろ折り返し?ですかね?数えてないんですけど、さすが、演出やら込みでノッてきたなあ!と感じさせられました。

それが爆発したのが、Guilty。

明日コンだと、Juelous〜Triggerあたりでユノとチャンミンの大人のカッコよさが爆発して会場内の声援というか悲鳴が絶好調になってたと思うんですが、今回のツアーだとその爆発ポイントがGuiltyだなと勝手に思っております。で、そのGuiltyが札幌で更に進化していた!(ように見えた!)

前の記事でも書きましたがまず公演最終ステージに向け、メインステージから登場した二人&ダンサーさんたちがDIRTアレンジバージョンを踊りながらセンステへ移動。この時点でかっこよさMAX。そして札幌ではユンホちゃんが前髪を上げていてくっそイケメンだったしシムも前髪が伸びてきて男前が増していた。

イントロのOh〜のあたりからユノの気合いが違う。直前までキラキラアイドルとして笑顔を振りまいていたあの妖精はどこへやら、ステージの神様に取り憑かれた怪物よろしく、踊り狂う。…という二人のステージングもさることながら、今回はカメラワークがすげえ慣れてきていた、と思う。アップにすべきとこはアップに。しかもペンの心理をよ〜〜〜〜く心得ているカメラマンの方は、ユノとチャンミンのジャケットの開いた胸元をアップに!その時点で会場からは悲鳴が上がるのですが、そこからそのまま二人の凛々しく整ったお顔をアップに!!!!

ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!と叫ぶビギさんたち。会場の興奮がピークに…!

東方神起のコンサートって、これが醍醐味のひとつだと思うんですよ。ここでユノがキメてくる!ここでチャンミンが煽ってくる!ってとこでカメラがそこをバッチリ抜いてくれて、ファン達は大歓声!これは日本国内で何公演も重ねているからこそ、演者とスタッフの双方が公演における盛り上がりポイントを掴んでいって成し得る技なのかなと思います。

とはいえ私、記憶力が悪いからXVコンにおける「ここは押さえとけ!」ポイントで覚えてるのってCrimson Sagaでユノが「Crimson Saga〜」って言うところと、Guiltyで「本当にこれでいい?」って言うとこくらいなんだよな…。札幌の「本当にこれでいい?」はまじ震撼ものだった。たぶん目隠しとかHot Sauceとかにもあると思うんですけど、それは来週の大阪公演で探そう。

 

で、次の話題。XVの曲達の歌詞について。

 

あんまり歌詞をちゃんと見ながら聴いていなかったので、札幌の宿で眺めてみていたんですけど、これは、アレですね。彼らの歩んだ15年を匂わすようなワードが散りばめられてるんですね。

『Hello』だと、ここが好き。

What's up 溢れるドーパミン もう止まらない 快楽のStage

欲望のなすがままに楽しめ Dance Dance

私は東方神起は(特にユノは、というかアイドルの一部のステージに取り憑かれた人たちは)、ステージの上で死にたいとでも思ってんじゃないかってくらい、あんなにしんどくて過酷なステージなのにそこに立つことを悦びと感じて、きつければきついほど悦に入っていって完全にあれはステージの中毒性にやられてるな…と思っちゃったりするので、この歌詞は東方神起を(特にユノのことを)よく表してるなあ、と思いました。こういう歌詞は『Showtime』とかにもあるから、コンサート序盤に使われる曲として「おっしゃこれからステージはじまるぜ!」という気持ちを盛り上げてくれる歌詞だと思います、はい。

 

次は『Crimson Saga』から。 まあ、なんと言っても冒頭でしょう。

 You're my only You're my only buddy

 You're my only You're my only buddy yeah

「お前は俺のたった一人のバディだ、Yeah〜」って何度も宣言しながらマント羽織って炎に包まれご登場されるのが、15周年を迎えられた東方神起先輩です。あとは、このあたり。

傷を越えた絆で 共に戦うのなら

You are the one Only one

代わりなどいない 君しかできない

Alright We'll do whatever it takes 夢が牙を持っていても

荒野を進む 勇気を捧ぐ 隣には君がいる

I know the bravest you are

この曲はストリングスが効いていて壮大なアレンジで、タイトルもSagaとか付いちゃってるいかにもゲームの主題歌って感じの曲。勇者が戦いに挑むという世界観で、それを東方神起がアイドルとしての道のりを歩む様に置き換えられて書かれている。まあ東方神起は色々ありましたから(「傷を越えた」のあたりでそれも匂わしてる)、それを越えて俺らは二人で戦うのだ、「You are the one "Only one"」(わざわざ"Only one"と言い直している)、隣には君がいる。いや〜、煽りますねえH.U.B.詞。

 

あとは『Guilty』。

全てが幻想(ゆめ)だと 突き付ける闇

I can't believe you let me down

涙が意味したものは

Baby, Please don't make me sad

裏切りの未来

攻めてる〜〜〜〜〜。色々勘ぐってしまって仕方ありませんが、別にこれユノとチャンミンが書いてる詞じゃないからね。作詞家が東方神起のストーリー性を踏まえて書いている歌詞ですから。勘ぐっても仕方ない。でも、あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、と考えてしまう歌詞です。この時点で策にハマっています。

そして、このサビです。

許せない だけど君を 信じたいよ

許したい だから僕と またもう一度

You've done it. Guilty

You're guilty ルール違反でも

最初からやり直そう

君が望むなら

この歌詞を15周年記念アルバムで、15周年記念ツアーで歌わせるのは本当にどうかと思ったんですけど、やっぱりここでもいろいろ勘ぐってしまう私は運営側の策にハマっていると思います。

 

言わずもがな、東方神起の歴史は、常に順風満帆だったわけではありませんでした。韓国アイドル界で頂点に立ち、その後の日本でのデビューはすんなり上手くいったわけではなく、日本全国営業行脚、少しずつ少しずつ人気を獲得していって遂にドーム公演もできるようになって、遂にやった、これからだ、というときに、あの大騒動。もう彼らが復活することはないのではないかという情勢であったにも関わらず、ユノとチャンミンは二人で再始動し、見事に日本での公演アーティストとしての評価とファンダムを獲得し、兵役での活動休止もなんのその、今に至っています。

私は7年ほど彼らを追いかけていますが、2人になってからの期間の方が長くなった彼らが、もとに戻ることはないだろうと思っているのでいいんですが、この歌詞を見たときは運営は本当に上手いなあと思いました。

 

K-POPペンの多くは、推しグルのストーリーを消費してると思うんですよ。私も、どうして東方神起にハマったかっていうと、理由の一つにやっぱり彼らの復活劇があった。大騒動で打ちのめされて、それでも立ち上がってWhy?や、シアワセ色の花を歌った彼らに感動した。それでいいと思うし、そんな感情を煽るものを公式には作り続けてもらいたい。

でもひとつ、忘れちゃいけないのはこの歌詞は別に彼らが書いたものではないということ。ユノとチャンミンはきっと自分で納得しないものは歌わないと思うので、確認した上で歌っているのだとは思うけど、あくまでこれは道具として会社が準備したものなのだということをゆめゆめ忘れないようにしながら、私達は今日もストーリーを消費していく。

 

ストーリーの消費については思うことあるからまた書くかもしれない。